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2008年01月30日

●橋下徹・大阪府知事には、なにもしないことを望む

 この日の夜は、本当に鬱々として眠りにくかった。なんといっても、僕が愛してやまない大阪の知事に、かの橋下徹氏が2位に大差をつけて当選したからである。
 ネットで検索するまでもなく、橋下徹はテレビでおよそ弁護士とは思えないほど、軽薄で無責任、無内容に過激で、下品な言葉をさんざん吐いてきた男である。その無責任さ、軽薄さは、立候補をめぐって、出馬するといってみたり、出馬は2万パーセントないと言ったその数十時間後には出馬を表明するという1点をみても、いかに信用のできない人物かが容易に想像できる。
 当然のことながら、大阪府知事とは、大阪府民の生活を自らのリーダーシップによって守っていく人間である。政治は、結果が重要であり2年後あるいは3年後に「結果をだしてくれる」という期待ができるからこそ、当選もできる。しかし、橋下徹の言動に信頼ができないかぎり、その政策(といっても、府知事としての政策らしきものは皆無に近いが)には全く期待できない。そればかりか、核武装の支持者であり、子どもを産むための道具としてしか思っていない女性観、彼の思想性を表す下品な言動からすると、“期待”というより、橋下知事誕生は“悪夢”でしかない。

 橋下徹の発言をみていると、某巨大掲示板を読んでいるような気がしてならない。平気で人を罵倒し、気持ち悪い言葉づかいであざ笑い、読むものを不快にさせる“芸風”はそのものである。この共通点は、30代から40代の鬱屈した精神世界をまさに映し出している。某巨大掲示板サイトは、けっして“若者”のサイトではない。橋本徹のように、コンプレックスの固まりで、鬱屈した人たちのガス抜き場である。
 話はそれた。彼に、正義感や弁護士としての理念など、1ミリもみられない。あるのは、自らのコンプレックスと社会に対する恨みからくる“情念”、そして“注目されたい”という悲しいまでの執着である。
 たとえば、核武装発言については、テレビでは目立たないといけないので、そういう発言をしたという旨の弁解をし、その発言は撤回したようである(ただし、言葉上“撤回”しようとも、本人は核武装主義者であろうが)。しかし、人というのは、基本的に自分にない言葉は発しないものである。しかも、核武装などという人間の命(のみならず全世界の全生物の命!)にかかわるようなことにおいて、思ってもいないことを、テレビにおいて発言するなどありえない。もちろん、軽薄にそういうことを言う人もいる。耳目を集めたいからである。彼は、核武装を支持していないのか。いや、支持しているだろう。では、テレビにおいて注目を集めたいというのはウソなのか。いや、これも事実なのだろう。
 橋下徹がマスコミに脱税を暴露されたことがあった。このとき、彼は、自らのブログ上で、スクープした産経新聞を「オナニー新聞」と呼び、ほとんど悲鳴にも似たヒステリック言い訳をながながと掲載した。基本的に、僕は、橋下徹が生理的に嫌なので、彼の出ている番組は見ないし、当然、彼のブログなど開くこともない。しかし、弁護士・橋下徹が脱税疑惑について、どのように理解し弁解しているのか知りたくて、はじめて彼のブログを開いた。が、期待は大はずれ(というか、粗暴で下品な感じはテレビに出ているイメージを全く同じ!)。冷静さのカケラもなく、30半ばの経験ある人間の対応とは思えない振り乱した記事であった。この粗暴で、下品、ヒステリックな感じが、彼の本質なのだろう。
 要は、橋本徹という人間は、尻の青いガキなのだ。茶髪でサングラスで“ちょい悪・弁護士”を気取っているが、単に目立ちたいだけである。知事選に出馬するやいなや、頭を黒く染め直し、サングラスもとった。記者から「サングラスは?」と聞かれ、「あれは、サングラスではない。視力が0.1以下なのでつけていた」などと言っていた。視力がコンマ1以下は、僕もそうである。が僕のレンズに色は付いていない。芸人・橋下徹の時には色つきメガネで、政治家・橋下徹はコンタクトあるいは無色透明のメガネである理由の回答にはなっていない。いや、そんなことは、当の本人が一番よく分かっていることであろう。理念や理想を持っているわけではなく、コンプレックスと社会に対する情念で動く彼は、その時々に応じて、発言や態度をクルクルと変える自分を、ストレートに発言できなかったのであろう。
 今後、府知事になったとたんに、有形無形の利権が彼を取り巻くだろう。弁護士としての正義感も理念もない彼が、その現実を目の当たりにしたときに、どういう対応をおこなうだろうか。「利権など不正義だ」とはねのけるか、「自分に対する特権だ」として、お得意の法律を駆使し、利権の甘みを吸うための脱法策に頭を悩ますか。大阪府知事としての仕事に頭を悩ますよりも、後者に頭を悩ますのではないかと思ってはならない。
 いずれにせよ、橋下徹・大阪府知事には、なにもしないで任期を1期のみまっとうするだけにしてもらいたいと願うばかりである。

■関連サイト■
・大阪府知事選候補予定者、橋下徹氏の足元揺らす「ODA発言」 2007/12/14
・大阪府知事選の戦略を考えてみる 非国民通信
・ファシスト橋下徹を大阪府知事にするな!
・落ちろ! 落ちろ! 橋下徹よ、落ちろ!(2)
・橋下徹氏は弁護士にふさわしいか

▼橋下徹・大阪府知事(確定) 就任前から公約撤回
▼橋下徹は、国家権力の犬か
▼橋下徹・大阪府知事には、なにもしないことを望む

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