●ケータイの通信費
最近、携帯電話のキャリアを変えた。それまで使っていたツーカーホンがいよいよ停波されるからだ。
以前の記事にも書いたが、通信費ごときに、何千円も使うのは、僕にとっては、とてももったいなく思え、受け専用でロングプリケーを使っていた。完全に受け専なら、月300円ほどで持てる計算だが、実際にはメールを多用してたので、月800円くらいにはなっていた。それでも、他のケータイからすると破格値で持てた。
そのロングプリケーも使えなくなるので、どうしようかと悩んでいたのだが、auが基本料半額のプラン(誰でも半額)を出したので、ついに乗り換えてしまった。
プリケーは、90ヵ月ほど使っていて、機種変更も4年ぶりくらいだったので、新しいau携帯を持った時には、まさに浦島太郎状態。
2GBのメモリーを入れているので、以前のケータイとは比べものにならない高画質の写真が、しかも大量に撮れる。さらに、ボイスレコーダとしても、使えるし、動画も結構面白い。
さて、キャリア変更のきっかけは、先に書いたように、1000円の通話料を含んで、1800円余りという価格にある。もちろん、それでもロングプリケー時代からすると、出費は拡大したのだが、これくらいなら、まあ納得できる額だ。
ただ、この基本料に“無料”で配布している携帯電話機器の代金が入っているのは解せない。
『毎日新聞』(9月21日)によると、携帯端末代金として、基本料に毎月1500円ほど上乗せされているという。(端末買い替え期間を2年として計算)
まず、自分が払う基本料に他人の携帯機器代金が含まれているのは、気分のイイものではない。しかも、関連のニュースのインタビューで、年配の男性が「何年も機種変更していないのに、他人の機器代金を負担しているのはおかしい」と言っていたが、まさに、全契約者に一律機器代金を負担させるのは、不公平だろう。
第2に、しょっちゅう携帯機器を変えるのはムダであるし、もったいない。
携帯会社からすると、新技術を次々と使い、携帯端末を最新のものへと更新することで、より多くの利益を上げたいのだろう。しかし、メールと電話だけで、イイ利用者もいるし、携帯会社に煽られて、新しいケータイが欲しくなるのは人心である。
ここで、端末代が適正な価格であれば、本当に欲しい人しか購入することができず、ムダがなくなるのではないかと思えてならない。
さらに言うと、国際的にみて、割高な基本使用料が日本の景気の悪化を促進しているようにしか思えてならない。
仮に、ケータイの通話料に1人5000円を使っていたとして、家族4人いれば、月2万円。これだけのまとまった金があれば、衣服や外食などに、かなり贅沢に使える。つまり、それだけの金が通信費という、何も残らないある種の“娯楽”に使われるのは、大変な問題ではないかと思うのだ。経済の血液と言われる金の結構な部分が通信費に消えるのは、なんとももったいない。
ここは、携帯端末代を適正に販売し、通信費を正規の額に戻した方がいろいろな意味でいいと思う。


