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2006年11月27日

●最高学府の最低な文言

 どういう人物が書いたか知らないが、近畿大学理工学部物理学科のホームページにとんでもない文章か載っている。
 いかに全文引用したい。
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理学科 物理学コース

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 子供の頃からの夢がありました。
 いつの間にか,大学生になりました。
 夢を忘れかけることもありました。
 だけど,人生決して夢を忘れてはいけません。
 夢の実現には不断の努力と苦しい忍耐が必要です。
 42kmというフルマラソンの長い道のりは,数10cm歩幅の地道な努力の積み重ねによって達成されることを忘れてはいけません。
 1年生 ~ 3年生の前半までに,夢を現実の具体的なプランに置き替えます。社会人の第一歩を踏み出すため,職種はもちろん,企業名まで決めます
 3年生の後半,いよいよ就職活動開始です。就職活動は君一人の《孤独な》戦いです。勝利を得るまで,人知れず何度も何度も立ち上がって挑戦です。幼稚園-小学校-中学-高校-大学…何度も苦しいことがありました。そして,いよいよ仕上げです。最後です。人生の方向が決まります。
 『新卒』で必ず就職を決めなければなりません。   .
 『新卒』のやり直しはできません。浪人はありません。
 2度とチャンスはありません
 フリータやニートになっては,人生台無しです。 復帰できません。
 以下の就職委員のお説教リンクを是非一度熟読し,戦いに挑んで下さい。
 特に,教員志望の人は教員になることが難しい時代であることをよく認識し,方向を誤らないようにして下さい。 これまでのところ,物理学コースを卒業してすぐ教員になれた人は皆無に等しいので,次のどちらかの道を必ず確保しておくことが必要です。                   .
 1.企業の採用内定                          .
 2.大学院への進学決定                       .
 でないと,教員採用試験浪人 → フリータ,ニートの危険があります。
 卒業後,私学の非常勤講師 のアルバイトだけ,という道は注意が必要です。
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 なんなのだろうか、非常に不愉快な文章である。
 この文章を書いた人間は、近大の学生ではないかと思うのだが、それにしてもあまりにも程度が低すぎる。社会人になる上での“常識”を説教しているつもりだろうが、この文章を書いた人間の“良識”を疑う。
 まず、新卒で社会人にならないといけないという脅迫じみた内容は、いったい何なのだろうか。ほっといてくれといいたい。
 しかも、はなから、「フリーター、ニートの危険」と、フリーターやニートを悪者扱いにしている。フリーターやニートというのは、社会が生み出す制度上の問題であり、個人の問題ではない。そもそも、そういう道を選ぶことは、“危険”なのか。むしろ、この文章を書いた人と、こうした思想を風土とする大学の危険性を危惧する。
 近畿大学は、僕の地元の大学なので、昔からよく知っている。僕が中高生の頃は、『嗚呼、花の応援団』などにでてくるような詰め襟の高い制服をきて、下駄履きの学生を結構見かけた。今では、大阪では、付属校の人気、レベルともに高く、僕の子どもの頃からすると、隔世の感がある。
 とはいえ、この就職への文章のレベルは低すぎる。というか差別文章であろう。酷い。
 そこそこ名前のある大学ですら、この有様なのだから、暗いものがある。

 さらに、「2度とチャンスはありません」をクリックすると。。。

 近畿大学というのは、本当に教育機関なのだろうか。

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フリーター・既卒者  2度とチャンスはありません

 卒業すると,君にはもう大卒の求人は2度とありません。  ええっ!? 本当です。フリーターでもええわ,と思っている人が気が付いていないことを以下に書きます。
 現在,200万人~300万人のフリーターと呼ばれる人がいます。 一見好きなように毎日過ごし,好きなことをしてカッコよく,幸せそうに見えます。 でも,君が見たのは若いフリーターです。 カッコよく生きているように見えるのは,若者です。 35歳を過ぎ,40歳前のフリーターを知っていますか ? いるのです。 そういう人が,若者よりはるかに多くいるのです。 毎年,毎年フリーターが生まれているので,若者フリーターは,フリーターのごく一部です。
 十数年前,日本の企業はかってないほどの利潤をあげ,日本経済は世界のトップクラスの好景気となりました(後にわずか数年で崩壊し「バブル景気」と言われる)。 その好景気の時,製造業は作れば作るだけ売れ,商業は商品を置けば置くだけ売れる,という状況でした。 そして人手不足となり,大学生はその気になれば条件のよいアルバイトがいくらでもある状況になりました。 それが卒業後まで続くようになりフリーターが生まれました。 就職などしなくても,アルバイトで簡単にお金を稼いで生活でき,誰にも拘束されない自由な生活ができると錯覚してしまいました。
 今,その人たちは30歳後半の年齢になっています。 悲しく惨めな状態になってしまいました。 フリーターになって1~2年,あるいは3~4年は自由を楽しむ幸せを感じていたのですが,そろそろ結婚もして家庭をもつ年齢になった頃,自分には何もなく,家庭すら持つ能力がないことを思い知らされました。 フリーターをやめ,普通に企業に就職してサラリーマンになりたいと思いました。 でも,フリーターは いくら職探しをしても雇ってくれる企業はなく,家庭を持つこともできない惨めな生活を続けるしかない状態が続き,今,どうしようもない状態になってしまっています。  
 みなさんは社会が大学の『新卒』として大歓迎してくれる2度とないステータス(地位)にあります。
あちこちの企業が新人を募集しています,応募すれば何社でも面接をしてくれます,だから…
『卒業してからでも,多少チャンスは減るだろうけど,まあ,何とかなるかぁ……』と思いますか?
 違います! 全く違います! 危ない! 危ない! そう思っていたとすればとんでもないことです。
 卒業と同時にみなさんの 大卒 としてのチャンスは永遠に終りなのです。
 卒業してからでも大卒の資格で何とかなるわ…と思ったら大間違いです。 社会は受け入れてくれません。
 何故なら,新卒で就職出来ていない人は落ちこぼれであり,欠陥品だからです。 君がどのように言い訳をしようと,社会は欠陥品と見ます。 いや,言い訳をする場さえ与えられません。 それが厳しい現実の社会なのです。
 特に今不景気で,人が余っています。 毎年,フレッシュで,素直で,優秀な「新卒者」がいくらでも出てきます。君が経営者であったら,フリーターをわざわざ採用しますか? 「やる気」がある優秀な新卒者の代わりに, 新卒のときに本人の好き勝手で就職もしなかったフリーターを雇うことは考えられないでしょう。 そういう人はまた本人の好き勝手で辞めたり,仕事をしなかったり,何をするか分からないと思うのがまともな考えです。
 実際,学科に来る求人は全て新卒対象のみです。皆さんがもし3月卒業後に 就職の相談に来られても,もうどうにもなりません。 残念ながら
 既卒者の求人は1件もありません。 ハローワークへ行ってもらうしかないのです。
 企業は,フリーターは能力は同じでも「やる気」がない人,としか見てくれないのです。 世の中は中卒や高卒で一生懸命働いている人がたくさんいるのです。それなのに,大学まで出て就職していないのですから,就職して働く意欲がないとしか考えられないでしょう。もしかするとその「やる気」や「意欲」もわずかな違いだったかも知れません。でもそのわずかな違いで,フリーターは全く雇われません。
 ところで, フリーターは,企業にとって非常に貴重な存在であるということを知っていますか? アルバイターとして, です。
 企業は,正社員を雇う費用の数分の1,あるいはもっと少ない費用で,必要なとき,必要なだけの仕事をしてくれるアルバイターを使うことができるからです。 企業は正社員1人を雇うと, 1000万円~2000万円の投資になるそうです。正社員を1人切れば,何十人のアルバイターを十分雇えるだけの余裕が出るのです。 日本は超一流企業でさえ経営の合理化・構造改革を強いられ,人件費を極限まで削減しなければ経営が成り立たない状況にあります。 それで今,日本の経済は フリーターのアルバイト大歓迎なのです。 若く,活力があり,能力もある大卒フリーターのアルバイターはまさに金の卵のように価値があります。 無能な正社員のおじさん1人に出す給料で,何十名の若くて,何でも言うことを聴いて,てきぱき労働してくれる人間を雇うことができます。 しかし,企業はそのアルバイターを正社員にすることはありません。 アルバイターは単にアルバイターに過ぎません。 フリーターのアルバイトで経費を節約し,正社員は全国の大学から毎年新卒で出てくる優秀でフレッシュな人材があり,いくらでも採用できます。
 今,時代がそういう状況なのですね。 バブル崩壊以前は全く逆でした。 仕事がいくらでもあり,社員もいくらでも増やしたい状況でした。 君たちは生まれた時がまずかっただけのことです。でもこれは変えることができない運命なのでしょう。 社会とはそういうものなのです。
 既卒者は,高卒資格の求人(仕事)でさえ採用されません。もっともっとレベルを落として肉体労働に近い,人が敬遠するような職を探すことになります。これはまぎれのない現実の姿です。
 フリーターはその日暮らしです。 生活は安定しません。 時間は自由でしょうか? 住居費,食費を稼ぐのに精一杯になりませんか? それとも『親の家に住んで食べさせてもらえるから自分の小遣いだけ稼げばいい』のですか? 22歳になって,大学まで出してもらってまだ一人前に生活できないのでは,あまりに情けない人間です。 親は優しい顔をしていても,心中なんと情けないことかと思うでしょう。

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コメント

「フリータ,ニートの危険があります。」・・・どうも、ご心配いただきありがとうございます。(^^;

by 「皆無に等しい」進路を選ぼうとしている子どもを持つ母親

一種の「電波文書」みたいな風情が微笑ましいですが、セルフ・ネガティブ・キャンペーンというか、何でこんなもん載っけたのか謎ですなあ。
件のHPのリンクが切れてる所を見ると、やはりダメ出しされたのでしょうか? うーん、元ネタを見たかった!

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