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2006年11月12日

●現職警察官の連続強盗に思う

 群馬でおきた郵便局強盗で、指名手配中の埼玉県警・現職警察官のしわざでないかという記事が『ゲンダイ』紙に掲載されていた。
 江戸時代からの慣習で、犯罪者を捕まえるというのは、刑罰的な意味よりも見せしめ的な意味の方が、日本においては圧倒的に大きいので、一人の犯人に複数の犯罪を「押し付ける」ことが多いようなので、一概に、この記事を信用することはできない。
 が、問題は、犯罪を取り締まるために、血税でもって雇われている公務員・警察官が、なぜ郵便局強盗などするのだろう。こうした犯罪を犯す警官というのは、普段の仕事をどのように考えているのだろうか。
 青少年事件を主に担当する警察官は、やはり説教のひとつでもぶつだろう。暴力団担当は、見た目も言葉遣いも荒い。どちらが暴力団かわからないくらいであるが、それくらいのほうが、暴力団ににらみが効くのかもしれない。また、反戦運動や組合運動などの担当者は、活動家の逮捕となれば、みずから転んで「公務執行妨害!」などと叫び不当逮捕したり、ビラまきのためポストのある敷地に入ったとたん「不法侵入だ」といい不当な拘束をおこなう。こうした行動が、いいか悪いかはともかく、みずからの正義感で行われているのならともかく、仕事であるというだけでおこなわれているとしたら、それはたいへん恐ろしいことである。理性なき人間に、警察官であるという肩書の下、拳銃を持ち、自由に職務質問でき、ともすればそういう権力を利用して、その場で他人の荷物など、プライバシーを覗くことができ、さらに逮捕・拘束できる権利を与えていることは、ある意味、国家的な犯罪ではないのだろうか。さらにいうと、税金で雇われている人間が市民の生活に危険性をもたらすという重大責任を、国家はとるべきである。
 実際に飛んでくるかどうか分からないテポドンを騒ぐよりも、治安を守るべき警察官の続発する犯罪を喧伝すべきだろう。
 こうした警察官のモラルの低さとともに、あらためて1人間としての警察官に付与する拳銃所持や職務質問など特権についてや、あるいは留置所=代用監獄の制度など、抜本的に見直すべきではないだろうか。

 現職警官が指名手配された群馬・太田市の郵便局強盗事件。逃走中の埼玉県警加須署地域課の巡査長・長利高雄(44=伊勢崎市)が、新たに2件の強盗事件に関与した疑いが浮上した。
 群馬県内では、6月に伊勢崎市内の郵便局でカウンターを飛び越えた男が「強盗だ金を出せ」と脅し、現金135万円を奪う強盗事件が発生。8月には、みどり市内の郵便局で刃物を持った男が「金を出せ」と脅し、現金400万円を奪って逃げた。
 防犯カメラの映像では、犯人はいずれも身長160~170センチの中年で小太り。長利の背格好とよく似ているという。事件は半径10キロ範囲で起きており、局員に刃物を突きつけるなど手口も同じ。群馬県警は連続強盗の可能性もあるとみて捜査している。
『日刊ゲンダイ』11月11日

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