« やっぱりFireFox。。。 | メイン | 「NHKに対する国際放送命令に反対する緊急アピール」賛同のお願い »

2006年10月30日

●全世界に存在するニートって誰?

 ILOが、ニートと呼ばれる若者が、世界で少なくても2000万人はいるとする報告を出した。この記事をみて、職に就けず職探しをあきらめる若者が世界的に存在するということは、歴史的なことであり、慢性的過剰人口を現代社会においてニートと表現しているのではないかと感じた。
 科学技術の進歩により、ITといわれる産業が急速に発展することによって、人間が「働き手」となしうる部分が恐ろしく減っている。今まで人間がおこなっていた仕事のかなりの部分を、機械とパソコンがおこなうという構造になっている。つまり、人はいらないのだ。
 このことにより、社会が雇いうる人口は激減し、慢性的な過剰人口を生み出す。雇われない人間があふれるのである。現代社会では、こうした歴史的社会的人口をニートという言葉でごまかしている、あるいは、ニートという名前をつけることによって、その人たちの責任にしているのではないだろうか。
 そもそも資本主義の発展において必然的に発生する過剰人口は、その始祖であるイギリスの蒸気機関による機械化=労働者の排除からすでにはじまっていた。世界史の教科書にある機械打ちこわし運動(ラッダイト運動)などは、その典型ではなかったろうか。
僕は、いままで、ニートという言葉の意味がよく分からなかったのだが、もしこれが、慢性的過剰人口を表すのであれば、いっきにそのなぞの言葉は解ける。そして、もし、そうだとしたら、これは経済構造のもたらす歴史的で社会的な大問題といわざるをえない。
 さいごに、Wikipedia「ラッダイト運動」より引用

   海の彼岸の自由な若者は その自由を、安価に、血潮で購った。
  われわれ若人も、自由に生きるか、さもなくば死を賭して戦おう。
  そして国王ラッドのほかはすべての国王を打ち倒そう!

◆世界の「ニート」、2000万人――ILO推計
「『ニート』と呼ばれる若者は世界で少なくとも2000万人」――国際労働機関(ILO)は29日、世界の若者の雇用情勢に関する報告書を発表、職探しをあきらめ、学校にも通っていない若年層の増加が各国共通の現象とする推計を明らかにした。ILOはこうした若者らが「労働市場に溶け込めず、社会に役に立たない存在になりかねない」と強い懸念を示している。
2006-10-30 『NIKKEI-goo 日経ニュースメール』

トラックバックURL

| この記事へのリンク

このエントリーのトラックバックURL:
http://redpepper.x0.com/mt-tb.cgi/372

コメントする

(TypeKey IDがなくてもコメントできます。しかし、初めてのコメントの時は、コメントが表示されるために承認が必要です。承認されるまでコメントは表示されませんので、もうしわけありませんが、しばらくお待ちください)