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2006年10月08日

●安倍 vs 菅

 以前、安倍氏の『美しい国へ』のホンの軽い印象を、「自分の意見を、親父や祖父、学者などに代弁させているだけで退屈だ」と書いた。
 6日の衆議院予算会議での民主党・菅直人議員との討論もやはり同様であったよう。
 『ゲンダイ』紙によると、菅氏が村山談話をどう考えるのか問いかけたところ、「政府としては、、、首相としては、、、」と曖昧な答弁を続けるので、「『私』としてはどうか」とといつめたよう。さらに、日米開戦詔書に関しても、「祖父としては、、、」などと答え、菅氏に「岸元首相の思いを聞いているのではない」と一喝されたという。
 まあ、ほんとに安倍氏というのは、子供やね。日本国民として、こんなガキを首相としていることが恥ずかしい。何が「祖父が」だ。あんたのジジの思い出話を聞いてるんじゃない。
 良心的な自民党員の人たちや、安倍政権を支える公明党議員、党員、そして創価学会の人はどう思っておられるのだろう。恥ずかしいとか、情けないとか思わないのだろうか。
 たとえば、電車の吊り広告には、学会関係の雑誌がよく出ているが、必ず「平和」という文字が大きく見える。それを見るたびに、タカ派の安倍となぜ一緒になっているのか疑問に思えて仕方がない。
 平和というのは、以前にも書いたが、地道に培っていくものである。ひたすら祈るだけでは、平和など達成できない。先日も沖縄で非暴力・不服従のガンジー主義で果敢に平和を追及しておられる僧侶が、引き殺されかけたうえに、逮捕・拘留されるという身震いのする事態が起きたが、創価学会の平和を願う人々は、どのような実践をなさるのであろう。自民党とともに、戦争政治をこのままつき走るのだろうか。
 おっと、話がそれてしまったが、尾身財務相の無知さ加減といい、安倍首相の幼稚さといい、早いところ退陣していただきたい。
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 「生まれ故郷の山口県宇部市から出た初の戦後生まれの首相、ぜひ頑張ってください」――冒頭、菅がこうエールを送ったが、安倍は引きつった笑いを浮かべ、礼を言う余裕もなかった。  質疑が始まると、あとは1時間、押されっぱなしだ。まず従軍慰安婦問題で旧日本軍の強制を認めた河野官房長官談話や、日本の植民地支配と侵略を明記した村山談話を「継承するのか」と追及されると、もうシドロモドロ。「政府としては……」「首相としては……」と、いつものあいまい答弁を始めた。  だが菅は「『私の内閣』ではなく『私』はどう思うかを聞いているんだ」と逃がさない。さらに「批判を恐れて持論を押し殺していないか」と揺さぶりをかける。すると、安倍は目が泳ぎだし、言葉を詰まらせ、と思ったら、突然、「何回も申し上げているように!」と大声で逆ギレである。  極め付きは、祖父・岸信介元首相が先の戦争で日米開戦詔書に署名したことの是非について。  「ま、それはそのときの判断で、祖父も大きな責任を感じていた。だから自らの命をかけて……」などと逃げたが、「岸元首相の思いを聞いてるのではない!」と一喝されると、ションボリ。「それは結果としては、政治は結果責任ですから、その時の判断は間違っていたと……」と、小さな声で大好きな祖父の間違いを認めさせられてしまった。  「目が泳いでるぞ」とヤジも飛ぶなか、結局、最後まで落ち着きを取り戻せず、涙まで浮かべていた。政治評論家の有馬晴海氏が言う。  「安倍さんはまばたきばかりしてましたが、あれは相手が大物だったり、難題に向かったときのクセです。相当苦しかったのでしょうね。前日には、小泉前首相に『答弁が棒読みと批判されるんです』と泣きの電話を入れ、弱さを露呈させた。これから小沢一郎代表との党首討論も始まる。耐えられるのか心配になります」  早期退陣の4文字が見えてきそうだ。  『日刊ゲンダイ』(10月7日)

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