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2006年10月07日

●財務相の無知

 10月4日の財政審議会で、尾身財務相が赤っ恥をかいたらしい。
 なんと尾見氏は、財務相になってから、国と地方の財政状況を知り、驚いたと会議で報告したという。それをきいた審議委員の俵孝太郎が「あなたが驚いたことに驚いた。何をいまさら言っているんだ」と言ったらしいが、ほんとにこんな財務相でいいのか。
 だいたい、自民党の国会議員である以上、詳細はともかく国の財政状況くらいは知っておくのが当然ではないのだろうか。政治を語るうえでは、財政問題はイロハだろう。
 子どもが小遣いをもらえば、ちゃんと考えてつかわないといけないが、国の最高の立法府の、しかも与党議員がこんなことでどうするんだろう。そして、安倍首相は、なぜこんな政治のイロハすら分からない者を財務相にしたのだろう。財務相ちゅうのは、そんなに軽い身分なのか。
 他人の言ったことを引用して思想を持たない軽薄な首相と、国の財務状況すら把握していない財務相。ここで、真のナショナリスト、愛国者を自認する人たちは、非難すべきではないのか。でないと、こんな連中に任せておけば、本当に沈没してしまうぞ(笑

 きのう(4日)、財務省で開かれた財政審議会で、俵孝太郎氏が尾身幸次大臣を「一喝」する一幕があった。  俵氏がブチきれたのは、尾身があいさつで「国、地方の長期債務残高はGDP比で150%に達している」などと述べ、「国の財政が傷んでいることに驚いた」と言い出したからだ。  財政審のメンバーは「財政のプロ」。釈迦に説法だった上、尾身があまりにも無知だったことにあきれたようだ。俵氏は「あなたが驚いたことに驚いた。何をいまさら言っているんだ」と言い、「骨太の方針を読んでいないと語っていたがどうなのか」と畳み掛けた。同じく財政審のメンバーである読売新聞の渡辺恒雄会長も同調し、会議はさながら「尾身つるし上げ」の様相を呈したようだ。尾身にとって、きのうの財政審は初舞台。のっけからこれじゃあねぇ。  『日刊ゲンダイ』10月6日

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