●広島、長崎、そして沖縄が平和の要
「JCJふらっしゅ」の記事によると、沖縄知事選に野党統一候補として、糸数慶子さんが立候補するかもしれない。
沖縄は、沖縄県として日本に属する過程から、第2次大戦での悲惨な上陸戦と、苦難を強いられ続けている。
現在でもそうだ。
本土に住む僕たちは、沖縄といえば、青い海ときれいな空、そして穏やかな人々を想像し、あこがれる場所であるが、見るのと住むのでは大きく違う。
戦闘機による爆音はすさまじい。沖縄に行ったことがある人なら経験したことはあろうかと思う。耳をつんざく爆音は、うるさいというレベルを通り越して、人に恐怖心というか不安な気持ちにさせる。また、沖縄に駐留する海兵隊の犯罪は、きわめて残虐である。これは、日本のみならず、韓国でも同様な犯罪が行われている。しかも、その犯罪の矛先は、若い女性に向けられるのであるから始末が悪い。
こうした海兵隊の犯罪は、過去にも書いた(■とか▲とか)が、必然であるとしか思えない。米4軍のうち、海兵隊は突撃部隊であり、常に死と向き合わせである。いざ、何かあれば、24時間いつでも世界各国に派兵され、動いているものをみれば、銃を撃ち、そして自らも殺される運命にある。僕の義兄は、滋賀の饗庭演習場の近くに住んでいて、偶然、海兵隊の兵士と交流する機会があったのだが、みな結婚していないといっていたという。そりゃ、そうだろう。恋愛しても結婚しても、いつ、自分が死ぬかわからないのに恋人をつくったり、ましてや結婚などかなりためらうだろう。
こうした現状を打破していくためには、米軍基地の撤去を叫びつづけていなければならない。もちろん、現実の問題としては、沖縄県知事の問題ではなく、日本全体の政治の問題であるし、世界中に兵隊を駐留させ、世界の警察をしてふんぞりかえっているアメリカの政治の問題なので、一気に解決とはならない。
しかし、一歩でも、いやナショナリズムが吹き荒れ、あきらかに戦争情勢化に突き進もうとしているなかでは、糸数さんが当選するだけでも、大勝利であるだろう。
ただ、こうした情勢では、糸数さんも相当な覚悟と決断をしたのだろうと思う。平和を望む一市民として、微力ながらでも応援したい。
Z記者の「報道の現場から」
▽沖縄知事選、野党は糸数さんを統一候補に
在日米軍再編問題が最大の争点11月19日投開票が行われる沖縄県知事選に野党統一候補として、参院議員の糸数慶子さん58歳を擁立することが18日に決まった。これまで野党各派がそれぞれの候補を出すなど、揺れてきたが、民主、共産、社民、自由連合、沖縄社会大衆、政党そうぞうが野党共闘で、沖縄社大党副委員長の糸数さんを擁立することが決まった。
沖縄社会大衆党の喜納委員長は、野党分裂から敗北した2002年の前回知事選を挙げて「このままでは4年前と同じ最悪の結果になる。分裂を避けるためにも糸数さんを擁立するしかない。本人も状況を理解していると思う」と延べ、他の野党に協力要請を求めていた。
このため、6党は話し合いを進めた結果、出馬に意欲を見せていた元県出納長や衆院議員が不出馬を表明したため、あらためて糸数さんで一本化した。これまで「6者でまとまれば、私は逃げません」と発言していた糸数さんは18日の記者会見で、出馬に前向きな意向を示した。
こうしたことから知事選は既に自民、公明の両党が擁立を決めている前沖縄電力会長の仲井真弘多氏67歳との一騎打ちになる見通し。今回の選挙は在日米軍の再編問題が最大の争点となり、その結果はこれからの沖縄の在り方に大きく影響するものとみられる。
2006/10/01 1194号 [JCJふらっしゅ]


