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2006年09月22日

●たこ焼き考

 僕は、大阪生まれの大阪育ちで、大阪人であることに誇りに思っている。いわば、コテコテの大阪人だとおもう。
takoyaki2.jpg
 大阪で生まれたことを誇りに思って話していると、時々聞かれることが、
  「家にタコ焼きを焼く鉄板があるか」
 ということ。
 僕は、当然、あると答えるし、そのうえで
  「晩メシが、タコ焼きだってことさえある」
 と答えると、たいそう驚かれる。
 さて、このタコ焼きも大阪風のタコ焼きというのがある。
 大阪風のタコ焼きとは、外はカリっと、中はトロっとしていないといけない。たとえば、タコ焼き1つを、半分に切ったとき、切り口が円であれば、中が固すぎる。大阪のタコ焼きは、中がトロっとしているために、切り口は楕円もしくはつぶれてしまう。こうしたトロっとしたタコ焼きを、ハフハフしながら食べるのが、うまい。
 したがって、冷凍のタコ焼きや土産物のタコ焼きなどは、大阪風のタコ焼きではない。
 ちなみに、最近、タコ焼きを注文すると、マヨネーズをかけるかと聞かれることがあるが、僕はマヨネーズは合わないと思う。せっかくのトロトロ感がマヨネーズに負けてしまう気がしてならない。それならば、むしろしょうゆやポン酢の方が、トロトロ感がきわだってうまい。
 また、このタコ焼きだが、明石の方へ行くと、玉子が多くなり、トロっとというより、ふんわりとしたものになる。玉子焼きとも言ったり、明石焼きとも言ったりする。大阪のタコ焼きとは、また異なりうまい。
さらに西へ、広島の方へ行くと、キャベツのきざんだのが入って食べごたえがでてくる。これはこれで、またうまい。
 お好み焼きも、大阪風と広島風では、見た目はよく似ているが、まったく異なる、同様にタコ焼きも、大阪風と広島風では、見た目は同じでも中身はまったく異なる。
 文化というのは、不思議なもので、また楽しい。一般に「うまいもん」というが、本当にうまいものというのは、その地元で、地元のうまいものを食うに限るとつくづく思う。

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