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2006年09月15日

●思いっきり放屁

 オナラ解消薬が売れているらしい。
 人間は、生きているのだから、その証拠として、二酸化炭素をはじめ、多くの気体を放出する。屁もそのひとつ。
 たしかに、人前でぷっぷっとされたら周りの人間もたまらないが、薬品まで使って、止めることはないのでないかと思う。
 もし、友人や恋人、同僚の前で出てしまったら、ごめんといえばすむし、上司などのまえでは「失礼しました」でいいのではないだろうか。むしろ、礼儀のよさという意味で高感度がアップするのではないかと思う。
 しかし、実際には『日刊ゲンダイ』によると、オナラ解消薬「ガスピタン」の売れ行きが上がっているらしい。


「00年の発売以降、便秘がちな女性に売れてきましたが、最近は男性の購入客も増えています。売り上げも01年は4億円、02、03年は4億5000万円、04年は5億円、05年は6億円と伸びてきています」(小林製薬広報)

『日刊ゲンダイ』 2006年9月14日号

 このオナラの増加、オナラを止めようとする人の増加を、ゲンダイ紙は、ストレスと分析する。
 たしかに、小泉政権の下で、多くの規制緩和がなされ、競争が激化し、労働者も自社で雇わなくても、派遣労働者を使った方が、一から教育しなくてもいいし、賃金だけではなく福利厚生費も安く使用できる。さらに、正規雇用と違って、首切りもしやすいとなれば、多くの労働者は、ストレスもたまる。
 僕は、正社員なのだが、やはり常に「自分であることのメリット」を考え、仕事を行う。簡単にいえば、少しいやらしいかもしれないが、自分を売る。そうしないと、あれよあれよという間に、賃金が安く若い非正規社員に置き換えられるのではないかという思いがあるからだ。また、さらに派遣の労働者は、正規社員よりも、そういうストレスは多いだろう。
 ストレスが、屁をうみ、その屁がまたストレスを生むという屁スパイラルに陥ってしまっているようだ。

 おならに悩むサラリーマンが増えているのはなぜか。医学博士の米山公啓氏(神経内科)が言う。
 「まず考えられるのがストレスです。緊張すると唾液と一緒に空気をのみ込んでしまいますが、その一部が腸にたまるのです。便秘にもなりやすくなり、ますますガスがたまる。おならを気にしすぎる人は不安と緊張でガスをためてしまっているのです。最近は家族の前でさえ、おならができない男性が増えています。そういう人にとっては、他人の前でするなんて考えられないことなのでしょう」
 会社に行けば賃金カットやリストラの不安にさいなまれる。ストレスと同時に、ガスもたまってしまうのだ。これも小泉失政のツケか――。
 (同上)

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