« CIAスパイの怒り | メイン | 一太郎2005の発売 »

2004年12月12日

●学力格差の広がり

【学力】文章などの読解力で日本は14位 OECD調査
----------------------------------------------------

 経済協力開発機構(OECD)は7日、各国の15歳(日本では高1)の総合的学力を測る学習到達度調査(PISA)の2003年実施結果を公表した。初回の00年より9多い41カ国・地域が参加した。文章やグラフの読解力で日本は14位(498点)と、前回の8位(T22点)から順位も平均点も下がり、加盟国の平均(500点)水準に落ち込んだ。科学的活用力と数学的活用力は2、6位と上位を維持し、初めて実施した問題解決能力の4位と共に「1位グループ」(文部科学省)とされた。

 4分野のうち、読解力の得点を「レベル5」(626点以上)~「1未満」(335点未満)の6段階に分けた場合、日本は1未満の生徒が全体に占める割合が前回の2・7%から7・4%に増え、加盟国平均の6・7%を上回った。生徒を得点順に並べて、下のほうから1割以内に位置する生徒の点数も加盟国平均より低かった。分析を担当する国立教育政策研究所国際研究・協力部の渡辺良部長は「できる子とできない子の格差が広がったとまでは言えないが、下のレベルの生徒の割合が増えた」とみる。


                 「毎日教育メール」

 エントリー「『学力低下』問題なのか」で、教育行政の問題点をあげたが、さらに問題は深まる。

 親の世代からすると、今の教科書のあまりの中身のなさには、ビックリしてしまう。まず、ページ数が少ない。自分が習った事柄が教科書に載っていないなど、不安がつのる。

 しかし、経済的に、余裕のある家庭はまだ良いだろう。塾や家庭教師などで、補強できるからである。あるいは、小学校から私立に入れるということもできる。

 問題は、私立どころか、塾には行かせられないという家庭の子どもたちは、どうなるのかということだ。教育の機会均等、あるいは、就職の機会均等は、大原則であるはずだが、ここまで文部科学省の指導要領が軽薄な内容になってしまうと、公立の小中学校で、まじめに勉強しているだけでは、とてもではないが、社会に出て、生活できるだけの能力は付かないだろう。3けたの計算ができない、割合が分からないでは、アルバイトすらままならないのではないだろうか。

 こうした親の経済力に応じた子どもの格差は、ますます深まるだろう。上記の記事では、6段階のレベルのうち、再会のレベルの子どもの割合が、2・7%から7・4%へと増加したとある。もちろん、トップ層は、維持されているだろうから、国立教育政策研究所の部長が、「格差が広がったとまではいえない」などと微妙な言い方をしても、実際には、格差拡大は明らかだろう。

 こうした差別・選別教育には、大反対である。未来は、子どもたちにある。子どもたちに、教育の機会均等を。

トラックバックURL

| この記事へのリンク

このエントリーのトラックバックURL:
http://redpepper.x0.com/mt-tb.cgi/230

コメントする

(TypeKey IDがなくてもコメントできます。しかし、初めてのコメントの時は、コメントが表示されるために承認が必要です。承認されるまでコメントは表示されませんので、もうしわけありませんが、しばらくお待ちください)