●こっかこうむいんほういはん、、、
共産党の機関紙を配布するなど政治活動をした社会保険庁の係長が3日、国家公務員法違反容疑で逮捕された問題で、同党の市田忠義書記局長が同日、国会内で緊急記者会見し「逮捕は極めて不当」として、容疑者の釈放や押収物の返還を求めた。市田氏は、機関紙を配布したのがいずれも日曜・休日だったことなどを挙げ、「公務員が居住地で、日曜や休日にビラを配布するのを取り締まるのは、許し難い弾圧行為。人事院はこうしたビラ配布を違反扱いして来なかった」と述べた。共産党の機関紙を配って、逮捕???
[毎日新聞3月4日] ( 2004-03-04-00:15 )
「ビラを配って逮捕」も、驚くが、機関紙配布で逮捕も驚く。国家公務員法違反は分かる。しかし、国家公務員であっても、それ以前に人間なのだから、当然、様々な思想や信条を持つ。日曜日や休日に、公務員という身分から離れて、機関紙やビラを配ることが、違法行為であるならば、国家公務員は、人間として当然の思想や信条の自由、その他の活動ができないということになる。
しかし、これまた、政治的なニオイがプンプンする。要は、共産党の党員(あるいは支持者)であるから、逮捕されたのだろう。国家公務員の中には、自民党支持者もいれば、民主党支持者もたくさんいるだろう。創価学会員で公明党員なんていう人は、ごまんといるはず。熱心な公明党員が、休日などで、政治活動をしないはずがない。問題は、「共産党だから」という政府・権力者の意図が問題である。
こんな政府・権力者の意図のママに、彼らの思い通りの政治をさせていれば、大変なことになる。
「なぜナチスを阻止できなかったのか」という、ドイツのマルチン=ニーメラー牧師の話は、現代でも、いや今だからこそ、説得力を持つ。
ナチスが共産主義者を攻撃したとき、自分はすこし不安であったが、とにかく自分は共産主義者でなかった。だからなにも行動にでなかった。次にナチスは社会主義者を攻撃した。自分はさらに不安を感じたが、社会主義者でなかったから何も行動にでなかった。権力者は、まず最初に、自らの利害に1番「反対」するものを攻撃する。そして、彼らが、いなくなると、2番目の「反対」者、3番目の「反対」者と、順番に絶滅させていく。問題は、共産党ひとりのことではない。権力の横暴な振る舞いを許しておけば、ゆくゆくは、障害者の権利を守る団体や老人に権利を守る団体、さまざまな団体を、いろんな口実を使用して攻撃してくるようになる。
それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人等をどんどん攻撃し、自分はそのたびにいつも不安をましたが、それでもなお行動にでることはなかった。それからナチスは教会を攻撃した。自分は牧師であった。だからたって行動にでたが、そのときはすでにおそかった。( 丸山真男 『現代政治の思想と行動』 未来社 )
大多数の人々が、「おかしい」と感じるようになったときでは、遅すぎる。
※蛇足:ちなみに、ニーメラー牧師の言葉を引用しましたが、僕は、日本共産党は、共産主義の党、組織だとは思っていません(^_^; また、当然にも、社会民主主義の党、組織でもないでしょう。では、何なんでしょうか。考えてみましたが、世界で唯一無二の「科学的社会主義」を掲げる科学的社会主義者と呼ぶのが、イイのではないかと(^◇^;)


