●ふ、ふほうしんにゅう?
2004年2月27日、市民団体「立川自衛隊監視テント村」の市民3人が、自衛隊のイラク派兵に反対するビラを配布するために自衛隊員の住む官舎へ立ち入ったとの容疑で、住居不法侵入罪で逮捕され、さらに団体の事務所とメンバーの自宅等6箇所が家宅捜索を受け、団体に関する書類やパソコンなどを押収されました。......ビラをポストに入れただけで、不法侵入罪で逮捕。家宅捜査(ガサ入れ)までされたとは!
官舎やマンションなどの集合住宅では、ポストが、敷地内の中にある場合が多い。個人宅では、門にポストがついている場合が多いので、敷地内に入る必要がない場合がある。
しかし、ポストに、ビラを入れたことを「不法侵入」で逮捕とは。これでも、民主主義国家なのか。法治国家なのかという憤りを感じる。
もちろん、敷地内に一歩でも入れば、不法侵入であるというのなら、それでもかまわない。だったら、郵便、宅配、ポスティング、種々の勧誘などの行為も、しっかりと位置づけるべきである。しかし、問題は、そんなことではない。敷地内に入ったかどうかなど、警察(国家権力)にとって、どうでもいいのだ。ようは、自衛官に対して、「派兵に反対するビラをまくな」ということが、大切なのだ。だから、宗教の勧誘や浄水器、水回りの工事のシツコイ勧誘などで、不法侵入にはならない。
だけれも、こんなことでいいのか。日本は、法治国家である。まがりなりにも、法にもとづいて、世の中が成り立っている。一個人の勝手で、好き放題に違法行為をおこなうことができないことと同様、警察や国家権力であっても、いやむしろ、巨大な権力を行使できる警察であるからこそ、法を厳しく遵守するべきである。
警察官が、ワイセツ行為で捕まると、「警察官だって人間なんだから」という人が時々いるが、僕は、間違っていると思う。警察官は、大きな権力を持つ。制服を着て、腰に拳銃をぶら下げた人間から、命令されれば、誰しも「従わなければ、、、」と思ってしまう権力を持つのだ。そういう権力者は、法にもとづいて、自らを厳しく律しなければ、誰が、権力者を律するのか。
オウム真理教の事件の時には、警察官が、信者をつけ狙い、一歩でもマンションなどの敷地内に入れば不法侵入→逮捕、カッターナイフがカバンにあれば銃刀所持→逮捕とすさまじい違法行為がなされた。しかし、本当に、危険で違法な人物や団体であれば、適法に逮捕拘留できるし、そうしなければならない。
安易な理由による逮捕というのは、思想・信条の自由に違反する重大な行為だ。



コメント
こんばんは。
このブログの批判精神には感服させられながら、いつも興味ぶかく読ませて頂いてます。
先日は勝手にトラックバックさせて頂きました。コメントどうもありがとうございます!それにしてもこの反戦ビラで逮捕された事件といい、休日に共産党の機関紙を配っただけで逮捕された事件といい、なにか民主主義の原理・原則がじわじわと侵食されていっているように感じます。フランスの寓話「茶色の朝」が現実にならないように、ただの一市民でしかない自分には何ができるんだろう、と時々考えてしまいます。
Posted by: Agata | 2004年03月09日 01:24
わたしたちが加入している生協は組合員拡大のためによくポスティングを行っています。非営利組織ですから、派手な宣伝はうちません。組合員自身でご近所に配る地道な活動です。
が、このたびの逮捕は根拠が「不法侵入」。しかも現行犯でもなく、配られた人からの苦情でもなく。このような前例を自分には無関係とばかりに無関心でいると、お上の意向にそぐわない活動をしている団体は取締り放題になるのでは、と心配です。
みんなに言っても「気にしすぎ」と言われてしまうのがおちかな、と思いつつ、意見は投げかけてみるつもりです。
Posted by: 皆吉 | 2004年03月26日 19:25