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2004年03月03日

●僕たちは、アメリカ合州国を目指すのか

 小泉首相や竹中大臣の方針は、アメリカ的なシステムにしようとしているとしか思えない。
 このアメリカ的なシステムは、わずか1%の金持ちが富の4割を、20%の富裕層が 収入総額の97%を“総取り”している社会である。逆に考えると、残る80%の人びとが、収入総額の3%(!)を分けあっているということ。
 このような社会にしてはならない。
 元気のイイ人は、「競争に勝って、20%に入ればイイ」と言う人もいるだろう。しかし、それは、20%に入れる「機会」を持つ人だけが、「平等に競争できる」のであり、多くの人には、その「機会」すら与えられない。「自分は、実力があるから、競争に勝てる」などというのは、幻想に過ぎない。逆に、「競争に負けたのは、自分の実力のなさ」だというのも幻想だ。
 佐藤俊樹氏の『不平等社会日本』では、細かいデータにもとづいて、いかに機会が不平等なのかが明らかにされているが、公務員でもサラリーマンでも、機会不平等の現実を、多くの人は感じているのではないだろうか?
 さて、問題は、この機会不平等な状態が、さらに進められるのか、食い止めることができるのかである。

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