●アメリカ合州国という国――寄せられたコメントへの返答
僕のエントリ「イラクへ海兵隊追加」に対して、コメントが寄せられた。かなりお怒りのご様子で、僕の文章能力の稚拙なせいで、気分を害されたことを申し訳なく思う。
さて、お名前(ハンドル)は、記されていないので、とりあえずZさんと呼ばせていただきます。
Zさんのコメントは、2本からなり、ひとつは、
[膨大な数の貧困な人びとを、兵隊として、とりわけ海兵隊員として雇うのだ。つまり、海兵隊の兵隊さんは、辞めれば餓死が、続ければ、恐怖に晒され、他人を殺し続けなくちゃならない]
>>>>あなたのどこから得た情報だかしらないけれど、どこからこんなしょうもない記事(?)が作成されたのか不思議でしょうがないです。あなたは1度も米国に来られた事はないのですか?辞めれば餓死がなんて何百年前の話してんだよ!
2つめは、
>こんなくだらない文章読む方が無駄ですよ。情報のなさすぎ、何も知らないすぎにちょっとおかしくなってしまいました。ハハハ >
というもの。
さて、ひとつめのコメントを見る限り、Zさんは、アメリカにお住まいのよう。そして、かなりの情報通のようである。したがって、釈迦に説法であるが、以下僕の意見を述べさせていただき、ご指南いただきたい。
まず、米軍は、76年(確か)あたりに、徴兵制を廃止した。なぜ、廃止したのか。全世界に駐留、配備されている米軍に入る兵士が減れば、世界の警察としてのアメリカ、あるいは経済安保戦略を掲げ、軍事力でもって自らの市場を拡大するアメリカという国がもたない。なにせ、米兵は、141万人もいる。
ちょうど、75~76年は世界的な恐慌に見舞われた。そして、多くの労働者の首が切られた。そして、さらに、恐慌が起きると、企業は、合理化を行う。合理化が進むと、ますます人手が必要なくなる。
その結果、アメリカ社会は、常に膨大な失業者を抱え込むことになる。この慢性的な失業対策に、軍への「就職」を勧めた。
このようなことは、戦後日本でもあった。失業であえぐ人々に、「いい仕事がある」と、朝鮮戦争で必要な労働力にされた。実は、50年の朝鮮戦争で亡くなった日本の人も多い。
さて失業、あるいは就職できない人は、どういう人びとなのか。アメリカ社会に平均に、失業者が出るワケではない。失業する人、就職できない人というのは、概して社会的弱者であったり、社会的差別を受ける人である。具体的には、黒人をはじめ有色人種、病気になった人、障害を持つ人びとである。現在の日本でも、同じことが起こっている。機械化、IT化が進み、必要な人手が、ドンドン減っている。そういう状態の中で、誰の首を切るのか、あるいは誰を雇わないのか。
そういう人々の中で、軍に「就職」できるのは、兵士としての能力を持つ人びとだ。
誰が好んで、海兵隊なんかに入るのか。ほとんどの人が、ヤムをえず、海兵隊に入り、非常に危険な仕事をおこない、家族を養っているのだ。だから、海兵隊員は、極度のストレスのため、全世界で、猟奇的な事件を起こしている。
以上は、理屈である。では、実際には、どうなのだろうか。


