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2003年12月24日

●イラクでスパイ容疑で捕まった日本人

 イラクで、スパイ(米軍占領下においてということ)として、元自衛官の日本人が、米軍当局に、拘束されたらしい。
 で、その人が、『日刊ゲンダイ』(12月23日付け)で語っていることを紹介したい。

取り調べは拷問に近いものでした。2日目の午後、ようやく日本大使館からウエムラと名乗る丸顔のひげの男が来ました。私を見るなり、『一体だれに頼まれてイラクまで来たんだ? 今すぐ日本に帰るなら、オレから米軍に頼んで釈放してもらうように言う』と恩着せがましく言うのです。私は誰に頼まれたわけでもないし、スパイ活動をしにきたわけではない。米軍は少しでも不審に思う者をすぐスパイとみなす。それほどイラク国内では反感を持たれているということです。私は自衛隊のイラク派兵には賛成でしたが、いくら安全な場所で人道支援をやるといってもその理屈は通じません。日本はよその戦争になんて手出しするべきではないと思います。米軍にスパイ容疑で拘束され、日本大使館の冷たい態度を見て、考え方が変わりましたよ

 彼は、22日に日本に帰ってくる予定だそうなので、詳しいことは、その後、明らかになると思う。
 ただ、この記事の中で、教訓になるのは、アメリカの同盟国(軍事同盟)である日本の人間であっても、米軍が、判断(もちろん合理的なことがなくとも)すれば、「スパイ」として逮捕・拘束され、拷問されるということである。
 米軍のアフガニスタンへの侵略、イラクへの侵略問題は、テロとの対決、世界平和のため、イスラム教の問題、民族の問題だとか、いろいろ言われているが、本質は、米国の利益になるのかならないのかということが、よくわかる。
 米国の利益にならない(積極的に、あるいは、たとえ中立であっても)人間は、「とりあえず」敵の人間として見る。つまり、当たり前であるが、、やはり戦争であり、依然として戦争中なのだ。完全に、見方でなければ、限りなく灰色(敵!)である、これが、戦争。
 やはり、戦争には、反対である。

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