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2003年12月09日

●「自衛隊が行くところが非戦闘地域」

 鳥取選出の石破茂・防衛庁長官が、12月5日夜の、テレビ東京系の報道番組「ワールドビジネスサテライト」に生出演して、トンデモ発言を行なったよう。
 なんと

「自衛隊の行くところ、活動するところが非戦闘地域だ」
「非戦闘地域が安全なところとは一度も言ったことがない」『日刊ゲンダイ』(12月8日付け)

などと公言したらしいのだ。
 こんな理屈は、小学生にも通用しないだろう(というか、小学生に失礼か(¨;)。自衛隊が行くところが、非戦闘地域なら、あらかじめ調査する必要もない。自衛隊の派遣を、まず行うということだろう。
 人の命をなんと思っているのだろうか? 派遣される自衛官は、家族や大事な人がいる人間なのだ。人殺しの機械ではない。その自衛官に向かって「君たちは、非戦闘地域に派遣されるのではない。君たちが派遣される場所が、非戦闘地域なのだ。」と言われ納得できるか。
 毎日新聞に、何日か前に、自衛官のインタビューが出ていた。「イラク派遣がいいか悪いかは、シビリアン・コントロールのため言えない。政治家の判断に従うまで。あなた方が選んだ政治家なんですよ」
 自衛官をウォーゲームのコマにしか見ていない防衛庁長官を選んだことが、血の流れるようなものにならないようにすることが、選んでしまったことに対する、最低限の責任だろう。
 また、同番組では、
「百パーセント安全な地域など地球上にない」「東京でも女子中学生が突然 襲われた」

 というようなことも言っているようであるが、まったくの論外。大体、東京で殺人事件が起これば、犯人が逮捕され、罪を問われるが、戦争は違う。人を殺すことを賞賛され、人を殺すことを拒否すれば、逆に軍裁判にかけられて、処罰されることすらあるのだ。チャップリンの「殺人狂時代」という映画は、まさに、そのあたりを喜劇として表現しているが、実際の戦争では、喜劇が悲劇になる。
 悲劇は、もう充分。
 愛と平和に生きたい。

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