« 宿泊拒否は「当然の判断」 | メイン | 歯が少ないとボケやすい »

2003年12月03日

●アイレディース宮殿を除名

熊本県南小国町の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」が、国立ハンセン病療養所「菊池恵楓(けいふう)園」に入所する元患者らへの宿泊を拒否した問題で、「黒川温泉観光旅館協同組合」(組合員数25)は2日夜、臨時総会を開き「組合の信用を損ない、温泉街のイメージダウンにつながった」などとしてホテルの3日付での除名を正式に決めた。
 同組合は、問題が公表された18日の緊急会議で除名方針を決めていた。組合定款に基づき、総会でホテル側に弁明の機会を与えた。しかし、出席した同ホテルの津行由道支配人は「弁明は一切ございません」とだけ述べた。また、総会後も記者団に「処分を厳正に受け止めている」と多くを語らなかった。
 除名は前例がないが、旅館主からは「一連の行動はあまりに誠意がない」「組合にも何ら連絡がない」などと除名に賛同する声が大勢を占め、やむを得ないとの結論に達したという。
 小林茂喜組合長は総会後、「除名は残念だが、対応に誠意がないとの声が多かった。1日の恵楓園への謝罪にも欺まんを感じており、除名はやむを得ない」と語った。
 黒川温泉は全国屈指の温泉郷で、年間約110万人が訪れる。除名により、複数の旅館の温泉が利用できる「入湯手形」が同ホテルでは使えなくなるほか、今後は組合発行のパンフレットへの掲載も見合わせる。【石川淳一】(毎日新聞)

 組合の英断は、立派。一度、温泉に入りに行こうっっっ。
 それにしても、ホテル側は、弁明なし。親会社アイスターのサイトで、「ホテル側に問題がなく、熊本県に問題がある」という文章を載せているが、その旨を述べればいいのに、、、。なぜ、弁明なし?

トラックバックURL

| この記事へのリンク

このエントリーのトラックバックURL:
http://redpepper.x0.com/mt-tb.cgi/70

トラックバック

» これは差別擁護発言では? from PlayLoud!!
031206 爺通信社から引用 ホテルの経営会社の社長は記者会見で元患者が宿泊することをきちんと説明しなかった県側に責任があると述べたが、これは全くそのとおりだと思う。 (中略) 確かに元患者の方々が、他の宿泊客の介助を要したり、宿泊によって他者にハンセン病を感... [Read More]

コメント

「アイレディース宮殿 黒川温泉ホテル」
結局このホテル及び親会社には法律(旅館法も含めて)に疎い人材しか揃っていないのではないか。だから自分に火の粉がふりかかりそうになるとすぐに相手のせいにして逃げの一手である。
 少なくともまともな企業として行動しようとするなら自分の非を認めるべきである。追い詰められると相手のせい、行政のせいにして自分の無知を棚に上げておく。とうとう旅館組合からも除名..... 滅亡への道をまっしぐら。

熊本県知事 潮谷義子様
拝啓、―知事に申し上げます―
 いま問題となっております黒川温泉の「アイレディース宮殿黒川温泉」を廃業に追い込んだ事は返す返す残念至極の極みと申し上げなければなりません。
知事曰く
「本県としては、ハンセン病に関する資料をお送りし、ハンセン病に対する理解を求めるとともに、宿泊を予定している方達は、治癒されており、毎年の健康診断時の菌検査でも菌の発見はないこと等を申し上げてきたところです。その上で、再三にわたり宿泊の受け入れを求めてきたところでありますが、当初の方針は撤回されませんでした」
―知事に申し上げます―
 私は久住高原、黒川温泉にはたびたび訪れ、日本でも尤も雄大な高原を訪れる度毎に満喫しております。この温泉は何度訪れても飽きることのない日本でも気に入った土地の一つです。
 また、ひなびた温泉の黒川温泉にも旅館を初め、この地区のペンションなどにも何度となく訪れては宿泊もしてきました。そしてこの「アイレディース宮殿黒川温泉」なるホテルが存在することも知っておりますが、ただ前を通り過ぎるだけで、殆ど興味を示すことはありませんでした。
 しかし、この「アイレディース宮殿黒川温泉」がハンセン病患者の宿泊を断ったことから改めて認識を新たにしたのです。事もあろうにこれが元でこのホテルが廃業に追い込まれてしまいました。これには大きな驚きを感じ、人権に名を借りた偽善に恐怖を覚えます。
 テレビニュースでは廃業に追い込まれたホテルは、県側から予約後、それまで宿泊客がハンセン病患者ということには触れなかったというのです。であれば前段に述べておられる知事の「予約当時、何度もハンセン病患者の宿泊であることを説明して、それでも宿泊を断られた」とはホテル側が主張することとは全く反対のことではありませんか。もし、これが事実であればハンセン病患者であることは伏せておきたかった。それを直前になってそのことを通知して断られた。これをもって「人権侵害」とわめき立て、マスコミを使って水戸黄門の葵の印籠を振りかざした。これでは暴力団の言いがかりというしかありません。
県側は、おとり捜査と同じように罠にはめて、金ずるに言いがかりを付ける手段をとる暴力団と何ら変わりないと思われても仕方がない、異常な県だと呆れるばかりです。なぜ最初から予約の段階でハンセン病患者の宿泊であり、感染はあり得ないことを充分に説明しなかったのでしょうか。
 また、例え知事の前段の説明のように意を尽くして説明したとしても、ホテル側が宿泊を断るのは経営上自由なはずです。
 黒川温泉にはたくさんの温泉宿があります。もし、他の温泉宿に声がかりがなかったから幸いだと思いますが、これが、他の旅館にも「アイレディース宮殿黒川温泉」と同様に声がかかったとしたら、同じ答えが返ってきたと思われます。今回は他の旅館にはこれがなかった。恐らく我が身にそれがなかったことに安堵の胸をなで下ろしているに違いありません。なんでしたら、代わりに今からでも他の旅館に声をかけてみたらどうでしょう。宿泊を受け入れてくれる旅館がありますか?
 もし受け入れてくれる旅館があるとすれば、宿泊を利用する私たちでもこの旅館は避けることになるでしょう。であれば、そこで働く従業員やこれに関わる仕入れ業者などは生活に関わる問題です。これらの保証は誰が償うのでしょうか。熊本県ですか?この辺のところが県にも或いは社会的に保護されている恵楓園にはお解りでしょうか。民間人ではない経営の厳しさをご存じない役人には、我が身に痛みを感じないおごりというしかありません。
―知事曰く―
 「今なお残るいわれのない偏見や差別の解消のため、本県としてはハンセン病問題をはじめ様々な人権問題の啓発に取り組んでいるところですが、そのような中、今回の貴ホテルの対応は、偏見と差別に基づいたものとしか考えられません。このような正当な理由のない宿泊の拒否は、人権侵害として極めて遺憾であります」。
―知事に申し上げます―
「……このような正当な理由のない宿泊の拒否……」と申されますが、私が代わりに申し上げましょう。「他のお客様に迷惑で、宿泊拒否による営業損失は大だからです」これが「正当な理由です」。
 この揚げ足を取って「人権侵害なる」問題を世に問うて偽善の顔をする熊本県とはどのような人種が住んでいるのでしょうか。私は改めて事の重大さに驚きを感じると同時に強い怒りを覚えてなりません。
 まさに平和団体、人権団体と同じ偽善の団体ではありませんか。「この葵の印籠が目に入らないか」の錦の御旗ではありません。これさえ掲げれば、ひれ伏してすべてが思い通りになるという県側の主張の独善的思い上がりは、絶対に許すわけには参りません。
 今回、ホテル側が宿泊を断らねばならないこの苦悩に思い至って考えたことがありますか?例え菊池恵楓園、熊本県がハンセン病の感染がないと強弁してみても、まだ、世間一般ではこの認識には無知といっていいほど理解者は少ないのです。
 例え、ホテルが安全と知りつつ人権上それを呑み、宿泊に応じた場合、それが元での損失を考えたことがありますか。宿泊客は敬遠し、予約客はキャンセルが相次ぎ、善を行うつもりが他のお客様の懐疑を抱くに違いありません。つまり悪を作ることになります。物事には二律相反するものが全て付きまとうのは自然の現象です。
 熊本県知事が先ず以て、自ら患者と同じお風呂に入って同じお茶を飲み交わし、肌を触れあって安全であることを証明すべきです。そして県庁職員にもそれを強制し受け入れてこそ、今回の「アイレディース宮殿黒川温泉宿泊拒否」の問題を改めて問うべきではないでしょうか。
己ができないことを他に責めてはなりません。それでは知事が言う「人権」なるものの、「偽善」が透けて見えてくるではありませんか。
 人の胸中には善悪二つが同居します。人はあるときには神のようになり、あるときには悪魔のようにもなります。人間から悪を無くすには人間が神や仏になるしかないのです。それほど人権を尊び、差別を無くすことは尽きることのない人間の永遠のテーマでもあります。
 人間の深層心理には少なからず差別心が存在します。これを無くすことはできませんが、努力によっては少なくとも減少させることはできないわけではありませんが、しかしどうしても払拭できない差別心は人間が持っている性(さが)でもあります。これを無くすということは神や仏になることを意味します。知事にそれができますか?大きな疑問です。
 人権派が「差別」を無くせと言われるほど偽善なものはないと信じております。「差別をなくせ」と言う人ほど「差別心がある」。だからこそ自分に言い聞かせていることではないでしょうか。
 差別のない人はもともとその思いはありませんが、今更人権だとか「差別」を言われると改めて差別心が起きてくるものです。これが人間ではないでしょうか。
 今回の「アイレディース宮殿」黒川温泉の問題。これを機会にハンセン病患者への理解を求めなければなりませんが、問題は全国民大多数に偏見が無く、理解者が多ければこのような問題は起きなかったでしょう。まだまだ遠い道のりになりますが、いまの「アイレディース宮殿黒川温泉」を廃業へ追い込んだのは逆に「熊本県・菊池恵楓園」の逆差別としか言いようがありません。これにはファシズム的逆差別を強く感じるのです。
 そういう私は決して差別を助長するものではありません。差別は少しでも無くさねばならないことは申すまでもありません。しかしこの問題、非常に困難で気の遠くなる時間を要するでしょう。これは一刀両断に切り捨てて解決できる問題ではありません。この問題は何度も言いますように尽きることのない人類永遠のテーマでもあります。患者の方にはお気の毒ですが、気の遠くなるほど時間をかけてやるしかありません。
 傲慢と言うしかない熊本県、恵楓園がホテル側に謝罪することを強く求めて止みません。このような思いを抱いている人は私以外にもまだまだたくさんおられると思われます。それが声にならないだけです。声なき声を汲み取ってこそ、理解者も多くなるでしょう。如何でしょうか?ホテルを廃業に追い込んだ謝罪を強く求めて止みません。           敬具

正しい知識を広げていかなければならないということを痛感させられます。
日本のハンセン病療養所で生活されている方々は、もうハンセン病ではありません。後遺症は残っている場合もあるでしょうが、らい菌におかされている人はもういないのです。健常者です。どこにでもいる普通のおじいさんやおばあさんと変わりないのです。どうして宿泊施設に宿泊できなかったのでしょう。
意識の問題です。「気持ち悪い、泊まってほしくない、きっと他のお客さんは嫌がる」という意識。どうしてそのような意識を持つようになったのか。不幸にもホテルの方々が「正しいこと」を知り得る機会に恵まれなかったからではないでしょうか。
ハンセン病を患った方々は世間から隔離されたあげく、強制的に労働を課せられ、一人として子孫を残すことを許されず、一生を通して家族にも会うことも出来ない。私を含めてですが、ずっと健康に、ごく一般的に生きてきた人には想像もつかないほどの苦しみを乗り越えてこられた方々ばかりです。
「差別をするな」という意見は偽善だと思われる方もいるようですが、それよりも、「正しいことを知ってほしい」というのがおそらくハンセン病回復者の方々の願いなのではないでしょうか。正しいことを知れば自ずと差別なんて出来ないはずです。
私は黒川温泉ホテルのとった廃業という行為は、「無知」から起こり、ことが大きくなった事件からただ逃げ、罪をあらぬ方向へ向け、同情を買おうとしているだけのようにしか思えません。しっかりとハンセン病回復者と向き合うべきだし、最近のホームページには「啓蒙活動に尽力する」とちゃんと記してありました。どうして今更廃業する必要があったのでしょう。私は幼い頃黒川温泉ホテルに泊まったことがあります。プールがあって、旅館の方々もとてもた素晴らしい対応をして下さって、とてもいいところでした。いつかまたあそこへ泊まろうと考えていました。こんな形で終わってしまうなんて本当に残念です。

人権の名のもと、今の世の中は何か違う方向に向かっている。役所の見解や、回答は正に机上の空論で、相手の立場に立って物事を考えていない。かつて黒川温泉は、個々の旅館やホテルの独立した採算を採らず、温泉郷として全体で客の誘致に努めるという方式を採って今の集客を可能にしたという放映番組を見た記憶がある。営利を目的としたホテル事業において、今回のホテル側の対応は、上記の「かっちゃん」の投稿が全てを物語っている。
わが身に関係ないとする「偽善」の言葉を発する前に、もし、自分たちの「ホテル」「旅館」だったら、そして、その結果を予測した時、同じ立場になって同業の組合員は、いま口で云う逆の立場に立てたのか。甚だ疑わしい。誰からもバックアップされず、偽善まみれの中で、不本意ながら、廃業を決断の道を採ったアイレディース宮殿は、気の毒で可哀想である。偽善にまみれた「黒川温泉」全体のイメージダウンは、大きいものがある。

コメントする

(TypeKey IDがなくてもコメントできます。しかし、初めてのコメントの時は、コメントが表示されるために承認が必要です。承認されるまでコメントは表示されませんので、もうしわけありませんが、しばらくお待ちください)