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2003年11月19日

●イラク派兵の自衛官のリスク

 『日刊ゲンダイ』(11月14日付)に、
《イラク派遣の自衛官》危険手当500万円のリスク度
という記事があった。

 イラクの人たちからすれば、ありもしない「大量殺戮兵器」なるものをデッチあげられ、米英軍に攻撃され、今だに占領されている状態。
 そんな侵略軍は、攻撃を受けてもヤムをえない。
 しかし、リスク(危険)は、これだけじゃナイ。
 実は、アメリカ軍が落としていった「劣化ウラン弾」の放射能も、自衛隊員を襲うのである。
 91年の湾岸戦争時にも、米軍は、約320トンの劣化ウラン弾が使われました。このとき以降、イラクでは、多くの子どもたちが、放射能の被曝を受け、白血病で死んでいっているという。
 また、米国人の科学者の調査では、当時、従軍した70万人米兵のうち約20万人以上が、がんや白血病などの症状が出ているという。
 今度のイラク戦争では湾岸戦争の3~6倍にあたる1000~2000トンの劣化ウラン弾が使用され、被曝の危険は非常に高い。
 また、同記事には、琉球大教授で、物理学者の矢ケ崎克馬氏が、湾岸戦争で使用された劣化ウラン弾が放った放射性原子数は「広島型原爆の1万4000倍から3万6000倍」と指摘しているとある。

 自衛隊員の皆さん、こんなリスクを背負ってまで、しかも全く大儀のない派兵に応じる必要はないですよ。自分や家族を大事にしよう。
 「卑怯者」「弱虫」という心ないヤジが飛んでくるかもしれないが、「三六計逃げるが勝ち」というじゃないですか。3000年の歴史を持つ中国の有名な兵法にも、「状況によっては、全軍撤退して攻撃をさける」という作戦が、あるんです。何の大儀もなく、正義もないのに、殺しに、あるいは殺される必要はないと思います。

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